NPB2020年捕手ベスト3
評価基準
3位 森 友哉
- war 2.7(25位)
打撃
昨年の大活躍から一転、リーグ平均以下の成績に。BABIP.283(59位)と若干運に恵まれなかったことを考慮しても非常に残念ですね。まあ、捕手でこれくらい打ってくれれば十分なんですけどね。
キャリア最低のハードヒット率(35%)が影響したのかもしませんね。
守備
- Catcher 1.1(7位)
- 盗塁阻止率 .333(4位)
昨年まであったフレーミングやブロッキング指標が出ていないため、DELTAオリジナル指標のCatcherを評価対象に入れてみました。捕手版のUZRですね。
あんこ型で強打のため守備が悪い印象がありますが平均~平均よりちょい上レベルですね。Twitterで出回ってる映像を見てもフレーミングはうまかった気がします。
走塁
- wSB -0.2(46位)
- UBR 0.9(24位)
- 盗塁 4(36位)
- 盗塁成功率 50%
そもそも走塁を求められている選手ではないので、これくらいやってくれれば十分です。
2位 梅野 隆太郎
- war 2.5(29位)
打撃
逆方向への打球を昨年から大幅に増やしたことも影響してか(20.9%→29.5%)、キャリア最高のwOBAとwRC+を記録しました。総合力型の捕手でこれだけ打てるのはベリーグッド。
守備
- Catcher 1.2(5位)
- 盗塁阻止率 .312(7位)
若干物足りない気もしますが・・・。
走塁 20点
- wSB 0.5(12位)
- UBR -5.1(71位)
- 盗塁 5(32位)
- 盗塁成功率 83%
昨年と比べてガクッと落ちましたね。特に衰えではないと思うのですが・・・。梅野の場合は走塁も含めて価値がありますから、来年は持ち直してほしいところです。
1位 甲斐 拓也
- war 3.0(22位)
打撃
BABIP.249(69位)と非常に運に恵まれなかったなかでこの数字は合格点でしょう。打率が下から2番目(.211)なのがアレですけど。
守備
- Catcher 4.1(1位)
- 盗塁阻止率 .328(6位)
昨年は「甲斐の守備力は過大評価されている」なんて書いてしまって本当に申し訳なかったですm(__)m
走塁
- wSB -0.9(64位)
- UBR 0.1(41位)
- 盗塁 4(36位)
- 盗塁成功率 50%
まあ走塁はこんなもんですよ。
総評
相変わらず捕手離れした打撃成績を残す會澤と守備力はリーグトップクラスの木下をランキングインさせようかすごく迷いましたが、捕手で唯一規定に到達していたことも評価して打撃守備のバランスが取れた森を3位にしました。 大城は運に恵まれてた割に打撃成績がそこまでだったのがランク外の理由です。守備はそこそこよかったんですけどね。
来期は森のバウンスバッグと中村(広島)の 活躍に期待します。