NPB2019年中堅手ベスト3
評価基準
3位 荻野 貴司
- war 5.6(7位)
打撃 85点
怪我に泣かされ続けた男がついに開花。自己最多となる125試合に出場し、全体でもトップクラスの打撃成績を残しました。ただ、BABIP.336(14位)が通算.301と比べて高かったため、運に恵まれた部分が大きかったかもしれませんね。
守備 40点
- UZR -3.1(54位)※センターに限れば-3.8
俊足の割に守備成績が悪い選手。もったいないですね。それと、スタートが悪いのか打球の追い方が悪いのかよく分からないので、日本でもスタットキャスト導入してほしいですね。
走塁 90点
- wSB 1.1(7位)
- UBR 7.3(2位)
- 盗塁 28(7位)
- 盗塁成功率 73%
UBRでは自己ベストを記録するなど、33歳になってもトップクラスの成績を残し続けるのは素晴らしい。ただ、通算86%だった盗塁成功率が悪化したのはちょっと心配。度重なる怪我と年齢を考えるとさすがに脚力は衰えてきましたかね。
同率1位 秋山 翔吾
- war 5.6(7位)
打撃 85点
去年・一昨年ほどではありませんでしたが、今年もトップクラスの成績を記録。ISOが.213(2年平均)→.168(25位)が大分落ち込みましたが、去年・一昨年ができすぎだっただけな気がしますね。
2020年からMLBに移籍しましたが、普通に好成績を残すでしょうね。ただ、5年連続フルイニング出場による勤続疲労が心配。いい加減、選手寿命を縮めるだけで特に意味の無いフルイニング出場はやめてほしいですね。
守備 40点
- UZR -3.8(55位)
走塁 55点
- wSB -0.8(50位)
- UBR 1.7(21位)
- 盗塁 12(15位)
- 盗塁成功率 60%
盗塁成功率は、通算でも63%と高くないのでやめた方がいいですね。2015~2016年にかけて1位を記録したUBRがここ数年悪化しているのを見ると、脚力は衰えているのかもしれませんね。それでも平均以上ですが。
同率1位 丸 佳浩
- war 5.4(10位)
打撃 85点
去年・一昨年ほどではないですが、トップクラスの打撃成績を記録。丸に関しても、去年・一昨年ができすぎだっただけで、特に衰えたわけではないと思います。
守備 85点
- UZR 8.7(16位)
-4.3(59位)を記録した昨年から大幅に改善。94kgと日本のセンターの中では、体重が重い方ですから負担は大きいはず。あと2年は大丈夫そうですが、いつまでセンターを守れるんでしょうね。30歳なので、急激に衰えが来てもおかしくないはず。
走塁 40点
- wSB 0.1(19位)
- UBR -4.7(54位)
- 盗塁 12(15位)
- 盗塁成功率 70%
秋山と同じく、UBRはの推移をみると脚力は衰えているのかもしれませんね。
総評
warでは荻野≧丸・秋山ですが、出場試合数を考慮してこの順位にしました。
青木や大島、西川など他にもトップクラスの成績を残した選手がおり、全ポジションの中で最も競争が激しいポジションですね。まあ、運動能力の高いアスリート型の選手が集まるから当然かもしれませんね。
2020年シーズンは、辰巳・近本・神里・金子の成長と桑原・柳田のバウンスバックに期待。
将来的には、藤原、万波あたりに期待。