NPB2019年左翼手ベスト3
評価基準
3位 島内 宏明
- war 2.8(32位)
打撃 70点
強打ぞろいのレフト中では物足りなく感じますが、守備力で勝負してる選手なんで平均以上あれば十分ですね。調べてて気づいたんですけど、チームメートの茂木とほぼ同じ打撃成績なんですねえ。
守備 85点
- UZR 8.7(13位)
一昨年まで主に守っていたセンターでは平均を大きく下回るUZRを記録していましたが、レフトに移ってからはゴールデングラブ級のUZRを2年連続で記録。昨年は、17.8(2位)。まあ、レフトは守備下手な選手が多いですからね・・・。
ちなみに、2019年パ・リーグ外野手のUZRトップ3は金子・辰巳・島内ですが、全く見る目がない有権者が選んだ受賞者は秋山・荻野・西川。受賞者の全員がUZRマイナスなのですが・・・。
走塁 30点
- wSB -0.9(52位)
- UBR -3.7(51位)
- 盗塁 3(50位)
- 盗塁成功率 42%
平均以下。これだけ走塁の指標が悪いのとセンター時代のUZRが低かったことを考えると、走力はそこまで高くなく、レフトのポジショニングがうまいのかもしれませんね。まあ、他の選手の守備力が原因でしょうがね。
2位 ジュリスベル・グラシアル
-
war 3.4 ※規定未到達
打撃 90点
規定未到達ですが、キューバ選手は代表戦があって途中で抜けなくちゃいけないですから、そこを考慮してたった410打席ですがランクインさせました。
強打のイメージですが、フライボール率がたったの40.6%(53位)、ライナー率もたったの9.2%(45位)と意外な成績を残しています。もうちょっと打球を上げればさらなる向上が期待できるんじゃないですかね。ただ、BABIPが.343もあったので、今年は運の良さが成績に繋がった可能性が高いですね。
守備 50点
- UZR 0.4
平均レベル。日本に来てからは、ほとんどレフトしか守ってないですけど、ファースト・セカンド・サード・ライトも守れるのは価値が高いですね。
走塁 50点
- wSB -0.4
- UBR 0
- 盗塁 4(31位)
- 盗塁成功率 57%
打撃重視の助っ人としては十分な成績ですね。
1位 吉田 正尚
- war 5.5(9位)
打撃 99点
豪快なイメージからは意外かもしれませんが、ライナー率が11.3%(10位)・フライボール率が38.1%(49位)とゴロ~ライナーが打球の多くを占めるタイプ。四球(79、10位)>三振(64個、53位)、K%が10.5%(55位)ということを考えると器用な中~長距離打者といったような感じでしょうか。プホルスと少し似ていますね。
健康状態に不安がありましたが、腰を強化するトレーニングを室伏と行った効果もあってか、2年連続フル出場を達成。個人的にはもうちょっと休んでほしいのですが・・・。
守備 60点
- UZR 1.4(32位)
これだけの打力を持ちながら、守備も平均以上。十分すぎますね。
走塁 50点
- wSB 0.5(10位)
- UBR -1.5(40位)
- 盗塁 5(25位)
- 盗塁成功率 83%
平均レベル。
総評
身体能力が高い選手はセンターとライトを守ることが多い&守備の衰えてきたベテランと守備下手な外国人選手が多いため意外と手薄なポジション。筒香・バレンティンと打撃力だけならトップクラスの成績を残している選手も守備で大きく足を引っ張って、ランク外となっています。
余談ですが、バレンティンはDHが主となるため問題ないですけど、筒香はどうするんですかね。レイズは、レフト・ライト・ファースト・サード・DHを守らせるとか言ってますけど、そんな守備力ないですからね。普通にひどい守備成績残す気がします。
2020年シーズンは、佐野と塩見、近藤とレフトに移る亀井に期待ですかね。長野のバウンスバックは厳しそう。
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